看護専攻科PTA研修会を行いました
令和元年9月6日(金)看護専攻科PTA研修会を行いました。
校長挨拶、PTA会長挨拶、担任からの各学年の近況報告の後、実習病院の看護部長様と保護者OBの方々を講師にお迎えし、「未来の看護師を育てるための役割と連携」というテーマで講話をいただきました。
看護部長様からは、実習生の受け入れや新人看護師の育成をされている立場から、家庭や学校での生活で身につけてほしいことについてお話をいただきました。
看護の対象である患者様を理解するためには、多くの人と接したり、読書をしたりして、価値観を広げることが大事であること、家庭のなかで喧嘩をしたり、仲直りをしたりという経験も子どもの思考を育てるということ、自分のやった行為は自分で責任をとるということが生活を通して身についている子どもは、慎重に行動し、自分から相談することもできるなどと、豊富な経験を踏まえてお話をいただきました。
また、看護者の倫理綱領13条(看護者は、社会の人々の信頼を得るように、個人としての品行を常に高く維持する)を紹介され、看護に対する信頼は、誠実さや礼節、品性などに支えられた行動によるところが大きい。それらは普段の生活のなかで育まれていくという趣旨のお話もいただきました。
保護者OBの方々からは、お子様の在学中の葛藤や努力、成長の様子を踏まえて、当時のご家族の心情や具体的なサポートについてお話をいただきました。
お子様への愛情や看護教育に対するご理解とご協力がよく伝わってきて、涙する参加者の方もおられ、お話が終わると拍手がわきました。
今回の研修会は、家庭と学校の役割や連携について改めて考える機会になりました。
ご多用の中、ご参加いただきました講師の皆様、保護者の皆様に感謝申し上げます。