【さくら成長日記】教員たちのさくら成長日記
看護科・看護専攻科では、学校生活や行事を通して教員が見つめた生徒の成長を紹介しています。
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今、私の同僚に教え子が4人います。
1人は教員1年目と4年目の時に副担任をしたAさんです。もう1人は教員2、3年目の時に担任をしたBさんです。
あとの2人は教員5年目から9年目まで、担任や副担任をしたCさんとDさんです。彼女たちは看護師養成カリキュラム改正に伴う新カリキュラムの1期生でした。コミュニケーション能力やフィジカルアセスメント能力の向上、災害看護に国際看護、そして、看護統合実習での複数受け持ち実習、夜間実習、看護管理実習…と、ともに歩んだ5年間は濃厚な時間でした。
「やればできる」がクラスのキャッチコピーのようになっていて、「小さな積み重ねが大きな力に」をモットーにしていた私には、やや不満もありましたが、いつの頃からか、夢を実現するためには努力が必要であることに気がつき、行動に移す、そんな姿をみていると成長という言葉の重みを感じることができました。
臨地実習では、自分自身と向き合うことに悩み、苦しんだこともあったと思います。チームで活動することの難しさと仲間の大切さも学びました。最後の看護統合実習では、複数の患者様の看護の根拠を考え行動し、自己の課題や理想の看護について語るまでになりました。
国家試験直前はみんなで力を合わせて学習に取り組みました。試験前日の大雪によるハプニングを無事に乗り越えられたのは、「やればできる」の精神と5年間の「積み重ね」のおかげだったと思います。国家試験で全員合格を達成したとき、夢は挑戦して叶えるものだと彼女たちに教えてもらったような気がしました。
9年前、Cさんと夜間実習を行いました。雪がちらつく寒い夜だったのを覚えています。
今年も看護統合実習の季節になりました。
学生たちとともに看護教員として成長していく4人の教え子を見守っていきたいと思います。