【さくら成長日記】瑞々しい感性で初めての実習を振り返る
看護科・看護専攻科では、学校生活や行事を通して教員が見つめた生徒の成長を紹介しています。
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看護科2年生の基礎看護学実習Ⅰは、看護学生として初めて実際の現場で患者さんや看護師さんと接します。生徒は複数のグループに分かれて患者さんが入院している病棟や校内で高齢者の方の協力を得て実習をしました。
後日、実習中の学びをグループでまとめて発表をしました。限られた時間の中でグループで試行錯誤しながら発表準備をすすめ、発表の日を迎えました。
「患者さんとのコミュニケーション」「個別性に合わせた看護援助」「安全・安楽・自立のための環境整備」「看護師の役割」など多様な視点から学びが述べられていました。どのグループも看護師の援助だけではなく患者さんの生活や思いに注目し多くの気づきや学びが得られたことが伝わってくる発表でした。また、他のグループの視点を知ることで新たな学びを得ることができたようでした。発表会に参加した1年生も真剣に発表に聴き入っており、積極的な質問や意見、感想が交わされ、とても有意義な発表会になりました。
発表会前に2年生にインタビューしたところ、「実習中は気づけなかったけど、振り返りや他の学生と学びを共有したことで、経験したことの意味がわかって嬉しかった。」「看護師への憧れがより強くなった。」と瑞々しい感性で初めての実習を振り返ってくれました。また、「1年生はまだ習っていない内容もあるから、どうすれば伝わるか何度も考えて分かりやすいよう工夫したけれど、それが難しかった。」と相手の立場に立って考えるという看護の基本が学校生活で自然に行えている事に少し驚き、成長していく姿を嬉しく感じました。