国際看護講演会 ~私が過ごしたラオス~ |看護科
令和元年8月19日(月)新潟経営大学の大講義室を会場に、看護科1~3年生を対象にした国際看護講演会を行いました。
今年は青年海外協力隊としてラオスで活動をされていた看護師の方をお迎えして、「私が過ごしたラオス」というテーマでご講演をいただきました。
豊かな自然に囲まれたラオスの文化や食、子どもたちの様子、医療や看護の状況などをお話いただき、2年間の活動を通して感じたことを生徒たちに伝えてくださいました。
=生徒の感想=
・ひとりひとりに適した看護を提供するという点に関しては世界共通だと感じました。 ひとりひとりに適した看護は基礎知識や基礎技術があった上で成り立つと思うので日々の学習を大切にしないといけないと感じました。
・ラオスに比べて日本は食料や生活環境、医療などとても恵まれているということが分かりました。相手を思いやり尊重することが看護にどれだけ大切なのか改めて分かりました。
・一人ひとりの思いが違えば日本人同士でも異文化交流になりうるということが印象に残りました。
・文化や言葉は違っても、伝えたい事はしっかり伝え、さらに相手の意見を尊重し会えるからこそ信頼されると思いました。
・相手に伝える方法は言葉だけではないこと、一つ一つの動作の意味を知っているか知らないかで、看護が全然違ってくるということを学びました。
・言葉は通じなくてもぶつかる壁が同じなら互いに助け合っていけるように、協力していくことが大切だということを感じ、学びました。
・いつも自分が生活において当たり前だと思っている水と電気の普及や食事、学校がラオスでは全く当たり前ではなくて、ラオスの人達はそれらがしたくても出来ないのに自分は当たり前と思っていたので、自分が恥ずかしくなりました。これからはこれらを当たり前と思わずに感謝して生活していくことが大切だということを学びました。
・自分の意思を上手に伝えられなくても伝えようとする気持ち、相手の気持ちを知ろうと思う気持ちが大切だと思いました。環境が違っても悩んでいることが同じだったり、いつも見ている面からだけではなく、違う面から見ることで新しいことを見ることができたり、今までとは違う考え方をすることもできると思いました。
看護学生として身につけていかなければならない考え方や力について、たくさんのメッセージを送っていただきました。講師の先生に感謝申し上げます。